LUCKY HAPPY STUDIO
アートラボはしもと
ひとつの所に居続けると気持ちが腐ります。
そこではひとつの意味が求められ、また自らも意味を求めます。
その意味の中で憎しみや偏見が起きないようにと一生懸命に心がけますが、どうしてもそちら側に引き寄せられます。
そんな状況に陥るのはきっと自分が悪いからだと反省して、その環境から離れ、別の場所でやり直しをはかるのですが、またもや憎しみに苦しめられます。
この堂々巡りを少しだけでも退けることができるようにと、ある試みを意識的にしています。
それは複数の環境(他者)を次々とテレポーテーションしていくことです。
この行為は、前の状況の反省を次の状況に持ち込むことはしません。
つまり、過去を忘却して意味の存在を感じない切断を行い、その場その場で自己充足的であるということ、またその延長線上において、~しなければならないといった意識が立ち上がってきたら、それをかたちにする前に別の環境に移動(同時に切断)していきます。
そうすることで、複数の環境(他者)との関係性において、その都度異なった複数の自己が生成されていくのです。
例えば、あるひとつの自己が憎しみをもっていたとしても、異なった別の自己は憎しみに対して批判的であったりする。
複数の自己を絶えず切り替えることで、憎しみという言葉を不確定化させていく試み、こういった運動性に喜びを感ずることが、人が生きていく上で大切な気がします。
(企画:ゲルオルタナ)
ゲルオルタナは神奈川県相模原市(及び東京都町田市・八王子市の一部)にて毎年開催している「SUPER OPEN STUDIO(S.O.S.)」に参加いたします。
本展覧会は「STUDIO ISSEI」「 LUCKY HAPPY STUDIO」「 アートラボはしもと」の3会場で展開いたします。
八王子に拠点を移してから毎月第一土曜日を「ゲルの日」と定めてイベント等を開催しておりましたが、10/13(土)からの「テレポーテーション」は初の企画展となります。
それにともない、10月11月の「ゲルの日」はお休みいたします。※11月はテレポーテーションの会期中となります。
オープン日程表・会場について
STUDIO ISSEI
住所:東京都八王子市緑町854
open : 13:00-18:00
※土地が新しい為、MAPアプリ等で住所を検索しても正しい道のりが表示されません。
詳しい道のりについてはこちらをご確認ください。
LUCKY HAPPY STUDIO
住所:東京都八王子市館町1980
open : 13:00-18:00
※駐車場あり
※JR線八王子駅南口より[京王バス]八81 めじろ台駅行「和田バス停」下車 徒歩10分
または、京王線めじろ台駅より[京王バス]八81 八王子駅南口行、
め82 ゆりの木台行「和田バス停」下車 徒歩10分
住所:神奈川県相模原市緑区大山町1-43
open : 10:00-18:00
※駐車場あり
栗原一成 Issei Kurihara
1967年 神奈川県生まれ
現在 多摩美術大学 教授
2001「第2回セゾン美術家助成プログラム受賞記念展」セゾンアートプログラムギャラリー(東京)
2010「Contemporary Art of China and Japan」釜山市立美術館(韓国)
2011「この雨は水ですか」東京画廊+BTAP(東京)
2015「新・朦朧主義展 第三回」東京画廊+BTAP(北京)
忘れななめ黒1
2018年 145.5×112cm oil on canvas
忘れななめ黒3
2018年 116.7×91cm oil on canvas
小林 丈人 Taketo Kobayashi
1981年 東京都生まれ
2007 多摩美術大学大学院修士課程油画研究領域修了
2016「無題の先」Bambinart Gallery / 東京
2014「後ろの静物」3331 Arts Chiyoda / 東京
2013「二回転半ドロップ」ゲルオルタナ / 東京
「あなた、うれしくない、ほんとうはうれしいんでしょう」
2018年 72.7×60.6 cm oil on canvas
「もともと閉まっちゃいませんよ」
2018年 35.0×27.0 cm oil on canvas
田中良太 Ryota tanaka
1983年 埼玉県生まれ
2008 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業
2017 「切断vol.3」企画:ゲルオルタナ 会場:3331アーツ千代田1F 3331GALLERY/東京
2016 「地上よりはるか下から見上げた灯りが月じゃなくても美しい」KOMAGOME1-14cas/東京
2015 「魚の骨」 アキバタマビ21 /東京
2014「3331 Art Fair ‒Various Collectors' Prizes‒」アーツ千代田 3331/東京
A thing is counted
2018年 33.3×24.2cm Acrylic on canvas
Slough
2018年 19.0×33.3cm Acrylic on canvas
guest artist
明定由香里 Yukari Akesada
1986年 神奈川県生まれ
2012 多摩美術大学大学院修士課程油画研究領域修了
2018 企画展「いまそこにあるなにか」(FEI ART MUSEUM YOKOHAMA)
2016 個展「まぜるひかり」(町田/KRAKEN)
2015 第2回未来展(日動画廊)
2014 第1回未来展(日動画廊)
「対岸−3」
2018年 91×116.7cm キャンバスにアクリル絵具、油彩
「いまそこにあるなにか」
2018年 162×130cm キャンバスに油彩
鈴木星亜 Seia Suzuki
1986年 東京都生まれ
2012 多摩美術大学大学院修士課程油画研究領域修了
2018 個展 (galerie16, 京都)
2016 グループ展「2016 ASYAAF and Hidden Artists Festival」(Dongdaemun Design Plaza, 韓国)
2015 個展「project N 62 鈴木星亜」 (Tokyo Opera City Art Gallery 4F corridor, 東京)
2012 VOCA展2012、VOCA賞受賞 (上野の森美術館, 東京)
絵は私の身体を通して世界を見る 18_02
2018年 116.7 x 91.0cm キャンバスに油彩
絵は私の身体を通して世界を見る 18_07
2018年 キャンバスに油彩 65.2 x 90.9cm, 個人蔵
杉内 あやの Ayano Sugiuchi
1987年 東京都生まれ
2013 武蔵野美術大学大学院造形研究科 美術専攻 彫刻コース 修了
2018 「布置を描く」ART TRACE GALLERY、3331Arts Chiyoda(東京)
2017 個展「6月の底」ART TRACE GALLERY(東京)
2015 「友達」バロンデッセギャラリー
2013 個展「遠くのはじまり、ちかくの終わり」 人形町Vision’s(東京)
映日について
2016年| 御影石、鉄|W 1230 ×D 407 × H 843 mm
晴天を言祝ぐ
2017年|小松石|W 414×T 80×H 108mm
太田 遼 + 武政 朋子
太田 遼 Haruka Ohta
1984年 東京都生まれ
2010 武蔵野美術大学大学院建築コース修了
2018 「Vinyl House」Arai Associates(東京)
2017 「ダムの底」Awai Art Center (長野県)
2016年 「正しい歪み方」 /gallery COEXIST TOKYO(東京)
「そと、外に出る」
2016年 ベニヤ板、外壁材、窓サッシ、映像、etc... サイズ可変
撮影:山倉一樹
武政 朋子 Tomoko Takemasa
1984年 埼玉県生まれ
2010 武蔵野美術大学油絵学科卒業
2018 「Vinyl House」Arai Associates(東京)
2017 「ダムの底」Awai Art Center (長野県)
2016 「This sentence makes no sence.」秋山画廊(東京)
「blank paper」
2017年 紙、インク、映像 サイズ可変
撮影:平林 岳志